レインフォレスト ・アライアンス認証マークは、人と自然のための共同行動を推進します。農場や森林からスーパーのレジに至るまでの全過程で、責任ある選択が生み出す有益な効果を増幅し強化します。マークがあることで、皆様に、人と自然のためのより良い未来の創造に貢献する製品を認識して選択いただくことができます。
小さな緑のカエルが製品に付いていれば、それが何かポジティブなことを表していることには、気づいていただけるだろうと思います。でも、マークに込められた意味、ひいては、具体的にどのように、レインフォレスト・アライアンス認証マークが付いた製品を選択することが、人と自然が調和のもとに繁栄することに役立つのかについて、もっと知りたいと思ったことはありますか?
レインフォレスト ・アライアンス認証プログラム
レインフォレスト・アライアンス認証マークは、その認証原料が、持続可能性の3つの柱(社会・経済・環境)の強化につながる手法を用いて生産されたものであることを意味します。生産者は、認証の取得または更新に先立ち、独立した第三者機関の審査員(認証プログラムの公正性に不可欠)から、3つの分野のすべてにわたる要件に基づいて評価を受けます。データ参照型の私たちの認証プログラムでは、継続的な改善、持続可能性に関する研修、そして生産者への明確な利益に対する責任ある取り組みが重視されます。
私たちの基準は、以下のテーマに焦点を当てています:
- 森林: 生態系の活力の源泉であり、地球上の生きとし生けるものの生存に不可欠です。私たちの研修プログラムと認証プログラムは、樹木が生立する森林を保護し、森林内への耕作地の拡大を阻止し、樹木と土壌と水路の健全性を育み、自然林を保護するための、優れた慣行を推進します。
- 気候: 樹木が生立する森林は、強力な、自然の気候変動対策です。私たちの認証プログラムは、温室効果ガスの排出を加速させる森林破壊を回避しつつ、炭素貯留を増加させる、責任ある土地管理方法を推進します。私たちの農業研修プログラムと認証プログラムに組み込まれた、気候変動に対応した慣行は、干ばつや、洪水、侵食に対する生産者の回復力の形成に役立ちます。
- 人権: 認証は、農村の人々の権利を推進します。人権侵害に対して保証を提供できる認証プログラムは存在しませんが、私たちの基準と保証システムは、児童労働、強制労働、劣悪な労働環境、低賃金、ジェンダー不平等、および先住民族の土地権の侵害に対して、査定と対処を行うための揺るぎない戦略を提供できます。認証農場の労働者のほうが、より良い労働環境、防護服、労働保護が得られる傾向にあることが、独自の調査で示されています。
- 生活水準: 私たちの取り組みは、生態系の健全性と農村コミュニティの経済的安定性は相互に依存し合っているとの理解に基づいています。農村の人々を貧困から抜け出させるためには、小規模生産者と森林コミュニティに対して持続可能な生計の機会を普及させることが最も効果的な方法です。そして認証が、生産者と森林コミュニティに対して測定可能な金銭的利益をもたらすことは、世界中で実証されています。
なぜカエルなのでしょうか?
カエルは、科学者からは生物指標と呼ばれており、カエルの健全な生息個体数は健全な環境を指し示します(逆もまた真です)。レインフォレスト・アライアンスは、30年前にアカメアマガエルをマスコットに選びました。私たちの創設者が熱帯雨林の保護活動を最初に始めた地である新熱帯区(中南米を中心とする動物地理区)では、このあざやかな色の目をした両生類が普通に見られるためです。以来、私たちのカエルのマークは、国際的に持続可能性の象徴になっています。
そのカエルは、どの持続可能性の基準を象徴しているのでしょうか?
- 農産物製品: レインフォレスト・アライアンス認証マークは、特定の原料が、レインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準の認証を受けた農場で生産されたものであることを意味します。ハーブ類とスパイスに関しては、私たちはUnion for Ethical BioTrade(生物原料流通倫理組合UEBT)の基準を承認していますが、レインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準から一部要件を追加しています。
- 林産物製品: 紙や段ボール包材などの林産物製品に表示されている場合は、私たちの認証マークは、その紙や包材が、森林管理協議会(FSC)基準の認証を受けた森林から調達されたものであることを意味します。レインフォレスト・アライアンスは、FSCの設立メンバーです。 そして、マークを使用する企業は、森林同盟イニシアティブの会員です。
カエルのマークが付いた製品中に、どのくらいの認証原料が含まれているのでしょうか? マスバランスとは何でしょうか?
認証マーク付きの各種製品に要求される認証原料の含有率(パーセンテージ)について、そして「マスバランス」について(特に、企業や、生産者、消費者が、めいめいに持続可能性の“旅”を進める上で、この仕組みがどのように役立つのかについて)は、詳細をご確認ください。